校長先生のお話

2020年1月30日 12時54分

1月30日(木)
今朝の集会は、校長先生のお話でした。
内容は、校長先生の専門分野の版画についてです。


初めに、大型画面に映し出された江戸時代の浮世絵版画から
葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」東洲斎写楽の「大谷鬼次」喜多川歌麿の「美人画」
が紹介され、その表現方法について解説がありました。
今から190年ほど前の江戸時代に作られた木版の多色摺りで、多くは4枚の板を版にして、7色程度の色数で、色を順に摺り重ねて1枚の絵に仕上げているとのことでした。

 
次に、版画の種類について作品を示しながら説明がありました。
平版、孔版、凹版、凸版の4つの形式があり、小学校で制作する紙版画や木版画は、凸版に属します。
最後に、校長先生が制作した作品を見せてくれて、版(板)の枚数や色数についてクイズがありました。


「捩じれの形ⅩⅣ」(54×81㎝)1991年制作
日本版画協会展入選作品(東京都美術館展示)
答えは、

 

 
この作品は、5版5色の多色木版により作られています。


今朝の「ふれあいタイム」は、版画芸術の世界の一部を垣間見ることのできた時間でした。
これから版画の制作をする人は、参考になりましたね。
図工の授業でも、校長先生から続きを教えてもらいましょう。